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ドクダミ(ジュウヤク)DOKUDAMI

 ドクダミ科のドクダミはわが国や台湾・中国・ヒマラヤ・ジャワにかけて広く分布する多年草で日当たりの悪い土地に自生し、初夏に十字にみえる白い総包をつけます。ドクダミの名は「毒矯み」に由来し、また別名の十薬(ジュウヤク)はさまざまな病に奏効するところから名づけられたとされています。薬に含まれるクエルシトリンなどのフラボノイド配糖体が発汗・利尿・緩下(おだやかな下剤)作用をもたらすと共に、ドクダミの特有の臭気のもとである精油に含まれるデカノイルアセトアルデヒドが強力な抗菌作用を発揮します。このためドクダミは体内に生じた老廃物や毒素を解毒して体の外に排泄する働きに優れ、ニキビ・吹き出ものや腫れもの・蓄膿・それに便秘や浮腫(むくみ)の改善に用いられます。なお、ドクダミには日本薬局方に収載される局方生薬でもあり、漢方処方では皮膚疾患に用いられる処方などに配合されています。

ドクダミ(ジュウヤク)

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