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デビルズクローDevil's claw
デビルズクロー(悪魔の爪)という恐ろしい名前は、木化した果実の形状が鉤状を呈していることから付けられたものです。デビルズクローはアフリカ南西部原産のハーブで現在ではカラハリ砂漠やナンビアのサバンナで栽培されています。アフリカのブッシュマンであるホッテントット族やバンツー族はデビルズクローを苦味強壮剤として消化不良などに用いてきました。またハーブティーとしてリウマチや関節炎の痛みや血液浄化の目的で服用してきました。デビルズクローがヨーロッパの植物療法に紹介されたのは1950年代の初頭で、リウマチや関節炎に対する消炎剤として用いられました。デビルズクローの消炎・鎮痛成分としてはイリドイド配糖体に属するハルパゴシドが同定されています。ドイツではデビルズクローをアーティチョークやダンディライオンのような苦味健胃剤として食欲不振や消化不良に用いたり、リウマチ・関節炎や運動器官の退行性疾患に適用しており、特にリウマチ疾患や高脂血症を伴う高齢者に好適であると言われています。