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ソウパルメットSaw palmetto

 ソウパルメットは北米の先住民が前立腺炎や前立腺肥大に用いてきたハーブで「植物性のカテーテル(導尿管)」の別名を持ちます。壮年期の男性の中には夜中にトイレに何度も起きたり、尿の出が悪く残尿感があるといった症状に悩まされることがあります。これは男性ホルモンであるテストステロンが5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の影響でジヒドロテストステロン(DHT)となって活性化し、前立腺の受容体に結合することで前立腺が肥大し、尿道を圧迫することによります。(この時期に額が広くなる男性型脱毛症もDHTが原因と考えられます。)ソウパルメットの成分は5α-リダクターゼの活性を阻害し、かつDHTと受容体との結合を阻害することでこうしたデリケートな症状を改善することができるのです。またソウパルメットの成分はリポキシゲナーゼの活性阻害による消炎作用を発揮することも確認され、男性機能の低下といった影響もないため良性の前立腺肥大のファーストステージでは薬物的および外科的アプローチよりも優先して採用されています。

ソウパルメット

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