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スギナHorsetail

スギナはフラボノイド類と5~8%に達するケイ酸塩を含み、古くから緩和な植物性利尿剤として用いられてきました。17世紀の英国のハーバリストであるニコラス・カルペパーはスギナの圧搾液や煎剤を止血の目的や結石、排尿痛に用い、アーユルヴェーダでは前立腺肥大や失禁、夜尿症にそれぞれ活用しました。ケイ素(Si:シリコン)は生物圏(地球上で生物がすんでいる場所の総和)で酸素の次に多い元素で石英として存在しますが一部は可溶化して植物に取り込まれ、シリカ(二酸化ケイ素)やケイ酸塩として含有されます。ケイ素は体内で骨や軟骨の発育やコラーゲン・エラスチンなどの結合組織の強化に関与します。ドイツではスギナは外傷後の浮腫に内用され、また膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系の感染症や腎砂、尿砂に用いられます。外用では局所の止血や骨折、捻挫、リウマチ、痛風、関節炎に、また治りにくい傷や爪、髪の弱質化に湿布などで用いられます。さらに婦人科の疾患に腰湯などの部分浴や痩身療法の補助剤として用いられることもあります。

スギナ

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