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ジュニパーJuniper

ジュニパーの果実を知らない人でも洋酒のジンは知っていると思います。西欧で少なく見つもっても300年以上にわたって飲み続けられているジンの香りづけをしているのがジュニパーの果実なのです。こうした香りづけや食糧としてだけではなく、メディカルハーブとしてもジュニパーは古くから役立てられてきましたが、ジュニパーの作用の中心はバルサム調の香りを放つ精油にあります。ジュニパーの用い方としてまず消化不良や食欲不振に内用する方法があります。ドイツでは芳香性健胃剤に分類され、ハーブティーやチンキ剤で用いられます。次にリウマチや関節炎、筋肉痛などの痛みを和らげる目的で内用または外用する方法があります。さらに収れん性の利尿剤としても用いられます。またジュニパーの精油は抗菌力が強いため、気管支炎などの呼吸器疾患に蒸気吸入を行うことがあります。アロマテラピーでは浮腫(むくみ)を取る目的で収れん効果のあるサイプレス(Cupressus semperviens)の精油とのブレンドが有名です。

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