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ザクロPomegranate

 中央アジアのペルシャ原産のザクロ(パメグラネット)は樹高10メートルに達するザクロ科の小高木で、夏には紅色の花を咲かせ、また光沢のある赤橙色の果実を実らせます。果実は多汁質で甘く、カクテルに用いられるグレナディンシロップの原料になり、中東では料理にも用いられます。熟した果実には酸味の白い種子がたくさん入っていて、このことから古代よりザクロは「永遠の若さと豊穣や多産」のシンボルとして知られています。ある考古学者は、エデンの園の生命の樹はザクロだったとの説を述べています。ザクロにはポリフェノールやアントシアニン、各種のビタミン・ミネラルなどが含まれていますが、特に種子に多いエラグ酸は抗酸化力が強く、また金属イオンに対してキレート作用を有し、わが国でも美白成分として認められています。また、エストロゲン様作用も報告されていて、更年期障害など内分泌系の不調に用いられることもあり、こうした事実が「永遠の若さと豊穣や多産」のシンボルとされたザクロの機能をもの語っています。

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