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コーンCorn silk
コーンの学名のZeaは「生命のもと」、maysは「わが母」を意味するようにコーンは数千年も前から中南米の山岳地帯で栽培され、食用とされてきました。コーンシルクはトウモロコシの絹糸(柱頭および花柱)と呼ばれる部分をいいます。原産地のペルーでは先住民(インディオ)が酩酊薬として用いてきましたが、これは成分不詳の興奮性のアルカロイドが含まれているためと考えられます。絹糸はカリウムを豊富に含むことから利尿作用をもち、尿路の炎症や結石の予防と排泄に用いられます。コーンスターチはトウモロコシの種子の胚乳から得られるでんぷんで化粧品のパウダー類の基剤によく利用されています。おなじみの黄色いトウモロコシの原種であるパープルコーン(紫トウモロコシ)の青紫色色素はデルフィニジンなどのアントシアニジンであり、近年になって眼精疲労の回復や発がん抑制、抗肥満、抗高血圧、抗糖尿などさまざまな機能性をもつことが報告されています。