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クローブClove

 クローブはモルッカ諸島原産の常緑小高木で高さ4~12mに達し、8~9月につぼみが緑色から黄色を経て紅色を帯び始めたときに手で採取し、花柄を除去した後に天日または50度以下の火力で乾燥して製します。クローブの粉末は伝統医学で芳香性健胃薬として用いられてきた歴史があり、ハーブティーとしては風味を良くするためにオレンジピール(皮)とブレンドして歯痛や頭痛に用いられます。クローブの精油は比重が1より大きい珍しい性質を持つと共にオイゲノールを主成分として強力な殺菌力を発揮します。また歯痛、局所麻酔の目的で歯科領域では欠かせない存在になっていることからクローブの精油の香りは「歯医者さんの香り」と呼ばれています。ドイツなどの冬の風物詩として知られるグリューワインは赤ワインにスパイスや砂糖を加えて温めたものですが、ここでもシナモンやスターアニスと並んでクローブは欠かすことのできない原料になっています。

クローブ

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