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グリーンティーGreen Tea

 宋から帰国し、わが国に茶を伝えた栄西はその著『喫茶養生記』に茶の効用を「茶は養生の仙薬であり人の寿命を延ばす妙術である。」と記しています。最近の緑茶の機能性の研究では栄西の説を裏づけしているように抗がん作用や抗コレステロール作用、体脂肪低減作用などが報告されています。抗がん作用のメカニズムについてはがん細胞に対するアポトーシスの誘導や血管新生の抑制などによるものです。緑茶(不発酵茶)、烏龍茶(半発酵茶)、紅茶(完全発酵茶)の3つは実は同じ茶樹の葉から作られますが、そのちがいは発酵度にあります。緑茶にもコーヒーや紅茶のように中枢神経を興奮させるカフェインが含まれていますが、その一方で鎮静作用をもつアミノ酸のテアニンを含むため刺激が少ないとされます。茶は寒さに強い中国種と寒さに弱いアッサム種に分けられますが、緑茶は中国種が起源です。一方、アッサム種に近い品種の「べにふうき」はメチル化カテキンを豊富に含んでいるのが特徴で、そのため抗アレルギー作用が強いとされています。

グリーンティー

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