お役立ちサイトのデータベース

画像

ガーリックGarlic

人類がガーリックを食糧として、また薬剤として用いた歴史はエジプトのファラオの時代まで逆のぼります。ピラミッドの建設に従事させられた奴隷にはスタミナ源としてガーリックが与えられたことが記録に残されています。その後、ガーリックは古代ギリシア・ローマを経てヨーロッパ全土に広がり、またイスラムから中国、インドへと東方にも伝えられ、アーユルヴェーダや神農本草経にもガーリックの記述が見られます。ガーリックの効能は循環器の病気の予防と強力な抗菌作用や抗酸化作用にまとめることができます。ガーリックはそのままでは無臭ですが砕くと特有の刺激臭を発します。これは組織中の無臭の含硫アミノ酸であるアリイン(Alliin)が酵素のアリナーゼ(Allinase)の作用を受けて刺激臭のあるアリシン(Allicin)に変化するためです。
 1990年に米国国立がん研究所(NCI)が実施したデザイナーフーズプログラムではがん予防効果が期待される食物としてガーリックがキャベツなどと共に選ばれました。風邪や酵母菌などによる感染を再発しやすい人には生のガーリック料理がおすすめです。

ガーリック

データベース一覧へ戻る