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ガラナGuarana
ガラナはアマゾン流域原産のムクロジ科のつる性低木の種子を乾燥させたもので、ガラナの語源であるグァラニー族はこれを焙煎して水と混ぜペースト状にして用いてきました。ちなみにこの方法はチョコレートの製造法の元になったといわれています。ガラナはコーヒーの3~5倍のカフェインと豊富なタンニンを含み、興奮性飲料として、また心臓病や偏頭痛、下痢止めに用いられます。カフェインやテオフィリン、テオブロミンなどのキサンチン誘導体は大脳皮質に作用して精神活動を賦活させると共に、腎血流量の増大と尿細管の再吸収の抑制により利尿効果をもたらします。なおカフェインの単独投与に比較してガラナの効果が低刺激でかつ持続性があるのは、タンニンやサポニンなどの共存物による相乗効果であると考えられています。最近ではガラナ抽出物に血小板の凝集を抑制する作用が確認され、アメリカ先住民がガラナを心臓・循環器系の不調に用いた知恵は正しかったことが証明されました。