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オートOat straw

オートはヨーロッパで2000年も前からメディカルハーブとして、また食用として栽培されてきた歴史があります。オートは当時から病後の気力・体力の回復や虚弱体質の改善に用いられ、さらにヨーロッパの代替療法家はオートを帯状疱疹やヘルペス、それに多発性硬化症に用いました。19世紀にはオートはモルヒネ(阿片)の中毒患者の治療に用いられたことがありますが、1970年代にはタバコの中毒患者の離脱に試されたことがあります。オートの成分の特徴はケイ素や鉄、マンガン、亜鉛などのミネラルを豊富に含むことにあります。また葉に含まれるトリテルペン系のサポニンは強力な殺菌作用を持つことが報告されています。さらにオートのベータグルカンは免疫機能を賦活することが明らかになっています。ドイツのコミッションEでは皮膚そう痒症や脂漏性皮膚炎などにオート浴を勧めています。また英国では神経トニックとして用いたり、血中の尿酸レベルを低下させるとの報告もあることから、利尿剤としても用いられています。

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