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レッドクローバー
レッドクローバーはヨーロッパの湿った草地や耕作地に自生するマメ科の植物で、夏に赤紫色の花を咲かせます。その花からは甘いクローバーハチミツが採取される一方、古くから浄化作用や抗炎症作用を持つハーブとして知られ、中国やロシアでは喘息や気管支炎などの呼吸器系の疾患や湿疹などの皮膚疾患、それに関節炎の治療などに用いられてきました。またこうした使い方は中国やロシアから遠く離れたネイティブアメリカンの間にも見ることができます。今日ではレッドクローバーは植物エストロゲン(フィトエストロゲン)、つまり分子構造がエストラジオールに類似した植物由来の化合物であり、アゴニストまたアンタゴニストとしてエストロゲン受容体に結合することができる成分を含むハーブとして広く知られています。そのため更年期のホルモン補充療法の代替として自律神経の失調症状や骨粗鬆症の予防に、また脂質異常症などに用いられています。