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ヨヒンベYohimbe

 アフリカ西部の先住民のバンツー族は現地で“精力の樹”と呼ばれるヨヒンベの皮を媚薬として用いてきた歴史があります。メディカルハーブとしてヨヒンベは1890年代にヨーロッパに伝えられ、科学的な検証がスタートしました。ヨヒンベのED(勃起不全)に対する効果はインドールアルカロイドのヨヒンビンによるものと考えられています。こうした作用のしくみについては完全には明らかにされていませんが、ヨヒンビンがα-アドレナリン受容体をブロックすることによって、皮膚および生殖器の血管が拡張することが報告されています。またヨヒンビンの効果は特に血管性、糖尿病性および心因性の性機能障害で確認されています。米国では体力増進と性的機能を高める強精剤として、またアナボリックステロイドに代わる筋肉増強剤としてヨヒンビンが用いられていますが、ドイツのコミッションEでは効能の証拠

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