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ラズベリーリーフRaspberry
ユーラシア大陸から北米にかけて生育するラズベリーは古くから食料として、またメディカルハーブとして多くの人々に役立てられてきました。ヨーロッパでは昔から“安産のためのお茶”として知られ、助産婦やハーバリストによって出産準備に用いられました。こうした働きは子宮や骨盤の周囲の筋肉を調整するためと言われており、生理痛や生理前症候群(PMS)の緩和にも用いられます。また収れん性に富むラズベリーの葉は浸剤や煎剤として下痢や赤痢、扁桃炎、風邪、インフルエンザなどに内用され、外傷や結膜炎などには外用で用いられました。なお、ラズベリーの葉のハーブティーを出産準備に用いる方法は何千年にもわたる経験に学んだ活用法であり、特定の活性成分も見い出されていないため、正式な適用症としては認められていませんが、ノンカフェイン、ノンシュガーの良さもあり、つわり予防のペパーミント(Mentha piperita)やジンジャー(Zingiber officinale)と共に世界中の妊婦に服用されています。