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ボリジ

 ボリジは地中海沿岸原産のムラサキ科の草本で枝と葉は毛で覆われ、夏の間に青紫色の星形の花の房を作ります。ボリジは昔から「勇気をもたらすハーブ」として知られ、1世紀のローマの作家プルニウスはある詩の中で「ボリジはいつも勇気を連れてくる。」と書き残しています。一部のハーバリストはボリジのこうした効果を副腎皮質の強化による抗ストレス効果と考えており、また腎や心肺機能を高めるとして抑うつやかぜ、インフルエンザの治療に用いました。ところでボリジは同じムラサキ科のコンフリーと同じようにピロリジジンアルカロイドを含有しています。またボリジの種子を圧搾して得たボリジ油はスターフラワー油とも呼ばれ、月見草油の2倍以上のガンマリノレン酸(GLA)を含有しており(ボリジ油全体の約20%)、GLA源として重要です。なおボリジ油にはピロリジジンアルカロイドほとんど含まれていません。

ボリジ

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