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ベチバーVetiver

 ベチバーは熱帯アジアやハイチなどに生育するイネ科の草本ですが、その草丈は2メートルにも達し、強い芳香をもつ根を地下に長く伸ばします。ベチバーは古くからその根を粉末にしてサシェに詰め、虫除けや芳香剤として用いられてきました。ベチバーの根を蒸留して得た精油はベチベロールやベチボンといった成分を含み、スモーキーで土くさい香りを特徴とします。この独特で他に例を見ない強烈な香りは香水の原料としても貴重で、保留剤の役割を兼ねて香水作りに用いられています。アロマセラピーではこのスモーキーで土くさい香りが空想癖のある人や夢見がちな人、それに文字通り「根なし草」のような人を現実に引き戻す役割を果たしています。また、集中力や持続力のない人や衰弱している人、それに感受性が高すぎて、うまく現実に適応できない人などに用いられています。さらに、ベチバーの精油は石ケンやボディローション、バスオイルやマッサージオイルなどの形でスキンケアの領域でも活用されています。

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