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フランキンセンス

 フランキンセンス(乳香)はソマリアやエチオピア、それにエジプトなどに生育する木本で、精油は樹皮から採取した樹脂を蒸留して得ることができます。フランキンセンスはキリスト生誕の際に東方の三賢者が黄金とミルラ(没薬)と一緒に携えてベツレヘムへ旅立ったとされ、この贈り物が現在のクリスマスプレゼントの起源であると言われています。フランキンセンスの香りは呼吸器系の機能調整にすぐれ、ストレスによる浅く早い呼吸を改善し、深くゆっくりとした呼吸を取り戻すのに用いられます。このため昔から宗教的な儀式の場などでよく用いられてきました。また痛みは呼吸を浅くし、浅い呼吸は痛みを発現、助長させます。したがって頭痛・生理痛などの疼痛の際に呼吸法と連同してこの香りを嗅ぎ、痛みを和らげるといった方法も知られています。なおミルラは同じカンラン科で中近東を産地としますが、ミルラは「固める」性質が強く、フランキンセンスは「通りを良くする」性質が強いのが特徴です。化粧品原料としても成熟肌のケアに用いられる場合があります。

フランキンセンス

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